拡大
4日、このところ香港の不動産市況が回復していることについて、中国本土からの資金流入が要因のひとつだと伝えられた。投資目的で香港の物件購入を希望する中国本土住民が激増し、5月だけでも08年11月の5倍の件数を買っているという。写真は香港の不動産物件。
(1 / 4 枚)
2009年6月4日、中国紙・重慶晨報は香港メディアの報道を引用し、このところ香港の不動産市況が回復していることについて、中国本土からの資金流入が要因のひとつだと伝えた。不動産業者によると、09年に入り、投資目的で香港の住宅を買いたいと考える中国本土住民が激増しており、5月だけでも08年11月の5倍の件数を買っているという。
【その他の写真】
08年後半から世界金融危機による不景気で、香港の不動産価格は大きく下がった。高級住宅では下落率は30〜40%。中国本土の個人投資家や企業経営者など、資産に余裕のある層がこのチャンスに、と香港の住宅物件を買っているのだ。香港の不動産ローンの金利が本土より低いことも購入を後押ししている。香港では今年5月、自動車や宝飾品の販売数が前月比で4割落ち込んだにもかかわらず、住宅取引件数は本土マネーの効果もあり、前月の2倍以上に膨らんだ。
同紙が地元・重慶市の香港系不動産業者に取材したところ、香港で住宅物件を買っているのは、上海市や広東省深セン市の投資家が多い。ただ、重慶市では「香港によく遊びに行くから」「しょっちゅう買い物に行くから」といった理由で買いたいと考える資産家夫人もいるという。(翻訳・編集/東亜通信)
Record China
2009/6/2
Record China
2008/11/29
Record China
2009/2/25
Record China
2007/11/28