低迷する上海経済、万博を起爆剤に復活なるか―中国

Record China    2009年6月4日(木) 17時56分

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2日、韓国紙「朝鮮日報」は、中国が万国博覧会を起爆剤に、低迷している上海経済を復活させようとしているとの記事を掲載した。写真は建設の進む上海万博会場。

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2009年6月3日、環球時報によると、韓国紙「朝鮮日報」は2日、中国が万国博覧会を起爆剤に、低迷している上海経済を復活させようとしているとの記事を掲載した。

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上海市は昨年11月ごろから金融危機の直接的な影響を受け始め、今年4月の工業総生産額は1840億元(約2兆5760億円)と前年同期比5.2%減となった。上海は他の沿海都市と異なり、3月以降も低迷を続け、4月の輸出入総額はわずか216億5000万ドル、前年と比べ26.4%減となっている。

そうした中、中国政府は上海を金融と航空物流の中心地とする計画を4月に発表した。上海万博へ向けての投資は、当初の300億ドルを大きく上回る450億ドルを拠出。北京五輪を上回る額だと伝えられている。

450億ドルの投資のうち、万博展示エリアへの投資額は30億ドルで、その他を地下鉄、空港、鉄道、道路、公園などインフラ設備に充てる計画となっている。上海万博組織委員会もこうした巨額の投資が上海経済の成長を促すと予測しており、万博がもたらす経済効果は投資額の10倍に上り、上海市のGDPが約5%引き上げられると見ているという。(翻訳・編集/岡田)

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