両手のない青年が、眼鏡の先で立派に書道―甘粛省蘭州市

Record China    2006年10月16日(月) 21時40分

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高圧電流で両手を失った青年は、眼鏡につけた筆で書道をするようになった。

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2006年10月14日、甘粛(かんしゅく)省蘭州(らんしゅう)市の永昌(ヨンチャン)路に障害を持つ青年が現れ、筆がついた特殊な眼鏡を耳にかけ、紙の上に伏せて一心不乱に書をしたためている。十数分後に 「休まず自らを鍛える、努力は必ず評価される」などという書が完成した。

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話を聞くとこの青年は、陝西(せんせい)省漢中(かんちゅう)市の出身で、今年23歳。13歳の時に、高圧電力のため両手を失ったという。19歳で書道を始めたが、最初は残された短い腕で訓練し、その後足で書くことも試みた。しまいに彼は、筆を眼鏡につけるという現在の方法で書道をするようになった。

青年は2002年から書家として、湖南(こなん)、山西(さんせい)、広東(かんとん)、上海、江西(こうせい)、浙江(せっこう)、黒龍江(こくりゅうこう)などの省や市を旅した。その間に貯めた1万元(約15万円)を使い、2004年の末に上海で左腕の義手を作った。

そして現在、彼は1人で蘭州を訪れ、このように書をつづりながら旅を続けている。彼の夢は、いつか右腕にも義手を作り、故郷に帰ってリンゴ園を継ぐことである。

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