中国進出企業の広告戦略、成功のカギは「シンボルの捉え方」―豪紙

Record China    2009年6月5日(金) 0時24分

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2日、欧米企業が中国市場への参入に成功するカギはシンボルの捉え方であるという。写真は獅子舞と龍の舞。

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2009年6月2日、環球時報によると、豪紙・オーストラリアンは1日、オーストラリアの企業は巨大な中国市場への参入に努力しているが、広告面で苦労していると伝えた。欧米と中国のシンボルの捉え方の相違が原因だという。

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ある広告業界関係者は「中国企業の中には、あえてオーストラリアの広告代理店と契約し、中国市場にも欧米風のものを取り入れようとしているが、彼らが制作する広告は中国人になかなか合わない」と指摘する。例えば、「龍」だ。龍はヨーロッパでは魔物と考えられているが、中国では皇帝のシンボルにもなった聖なるものだ。龍を邪悪なものと描けば中国人を逆なですることにもなりうる。

中国ではこれまでに、龍を邪悪なものとして描いたナイキや、獅子がトラックに頭を下げるトヨタ自動車の広告が批判を浴びたことがある。ある広告デザイナーは「中国市場に欧米企業が参入してわずか20年余り。数千年の文化DNAはなお健在だ」と語り、中国に進出する企業は誤解を生みかねない安易な広告シンボルを避け、中国に適応する術を学ぶべきだと指摘した。(翻訳・編集/小坂)

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