広東省沿岸部の汚染が深刻、汚染海域1万平方キロメートル超に―中国

Record China    2009年5月30日(土) 10時5分

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27日、広東省沿岸部の汚染が深刻になっていると伝えられた。汚染海域は08年に1万平方キロメートルを越え拡大した。写真は深センの梅沙湾一帯。

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2009年5月27日、中国新聞社によると、広東省沿岸の汚染が深刻になっている。省海洋・漁業局が26日に公表した海洋環境品質官報によれば、同省沿岸部の汚染海域は2008年に1万620平方キロメートルとなり、07年と比べて1310平方キロメートル拡大した。

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広東省海洋・漁業局の李珠江(リー・ジュージアン)局長によると、珠江河口は広東省の中で最も汚染が深刻な海域で、富栄養化も顕著だという。過去6年間の観測では、珠江から海水域へ流れ出る汚染物質は年200万トン以上という状態が続いており、広州市、東莞市、中山市の沿岸部がいずれもきわめて深刻な汚染となっているほか、深セン市西部や珠海市沿岸の一部も汚染が甚大になっているという。

李局長は、同海域の汚染が長期にわたって改善されなければ、今後の経済成長に悪影響を及ぼすのは必至だとし、汚染により壊滅的な被害を受けた渤海湾の二の舞になりかねないと指摘した。ただし、現時点では広東省の主要な養殖海域や海水浴場などの水質は比較的良好で、一部の貝類を除き基準値を上まわる汚染は報告されておらず、大部分の海産物は安全だという。(翻訳・編集/岡田)

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