親子でも携帯メール盗み見はダメ!プライバシー関連法の施行で―湖北省

Record China    2009年5月28日(木) 20時58分

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26日、湖北省政府はこのほど、同省における「未成年保護法」の施行草案の審議を行った。今後はたとえ両親であっても子供の携帯電話のメールなどを盗み見すれば法に問われることになるという。写真は授業前に生徒の携帯電話を預かる中学校。

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2009年5月26日、楚天都市報によると、湖北省政府はこのほど、従来の法体系では処理しきれない未成年者に対する新たな権利侵害問題などに対処するため、「湖北省における『中華人民共和国未成年保護法』の施行に係わる草案」(草案)の審議を行った。草案によると、いかなる組織や個人に対しても未成年者のプライバシーや権利などの侵害を認めず、今後はたとえ両親であっても子供の携帯電話のメールなどを盗み見すれば法に問われることになるという。

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湖北省政府はこのほど開催した湖北省第11期人民代表大会第10回会議で、昨年6月に公布された「中華人民共和国未成年保護法」の施行に関し、詳細な運用方法を定めた「草案」の審議を行った。

草案では、「いかなる組織や個人に対しても未成年者のプライバシー侵害を認めない」とし、具体的には、未成年者の手紙、日記、メール、チャットの記録などについて、本人の同意がない限りこれを隠す、破棄する、見る、公開するなどの行為は認めないと定めている。

さらに、プライバシー問題以外に、教師や親に対し未成年者への体罰や侮辱行為を禁止するとともに、学校が生徒を組織して商業活動に参加させることや教師の塾でのアルバイト問題などに触れるなど、家庭や学校を含めた社会生活全般における未成年者の権利保護について詳細に規定している。

専門家は「プライバシーや権利の侵害は、未成年者の心身の成長に大きな影響を与える」と草案の趣旨に賛同し、具体的な法律の運用に期待を示している。(翻訳・編集/HA)

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