<禁煙病院>やる気だけの成功率3%!効果的にタバコとおさらばへ―上海市

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23日、上海市で、来る31日の「世界禁煙デー」にちなんだイベントが22日に催され、今年同市では8つの「禁煙病院」を開設予定であることが分かった。写真は南京市の喫煙者。

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2009年5月23日、新聞晨報によると、22日に上海市で、来る31日の「世界禁煙デー」にちなんだイベントが催された。イベントでは、禁煙は医師の専門的指導により効果が上がると紹介され、今年同市では8つの「禁煙病院」が開設予定であることが公表された。

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統計によると、本人の意思のみによる1年以上の禁煙成功率はわずか3%。一方医師の適切な指導と治療や投薬を行えば、禁断症状を緩和しながら大幅に再喫煙率を下げることが出来るという。禁煙病院では「禁煙科」設置のほかに、入院患者も受け入れ、親身に禁煙に取り組むという。院内には喫煙所も設置せず、売店にはタバコはもちろん、ライターなどの販売も一切禁止となる。

喫煙には疲労を取り除き、気分を高めるなどの効用があると愛煙家は思いがちだが、多くの専門家は、タバコ依存は一種の慢性疾患であると指摘する。WHO(世界保健機関)の国際疾病分類では精神系疾病に分類されている。喫煙は多くの疾病の原因でもあり、循環器、呼吸器、生殖器、内分泌腺、皮膚などに悪影響をもたらす。

中国で、受動喫煙の危険にさらされている人は5億4000万人を数え、そのうち15歳以下の子供が1億8000万人と言われている。毎年タバコが原因で死亡する人は約100万人、タバコが原因の疾病にかかる医療コストは毎年1000億元(約1兆4000万円)以上とも言われている。(翻訳・編集/中原)



   

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