「危険はつきもの」!?地盤に問題667か所、地下鉄建設も影響か―広東省広州市

Record China    2009年5月21日(木) 16時5分

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19日、広東省広州市当局が発表した報告によると、市内に地盤が弱いなど地質的に問題がある場所は677か所あることが分かった。うち地下鉄の建設により地盤沈下が発生したのは32か所に上るという。写真は1月、地盤沈下が原因で傾いた住宅。

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2009年5月19日、広東省広州市国土房管局が発表した報告によると、広州市内に地盤が弱いなど地質的に問題がある場所は677か所あることが分かった。うち地下鉄の建設により地盤沈下が発生した箇所は32に上るという。羊城晩報が伝えた。

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この結果に対し、広州地下鉄の責任者は「危険は出来るだけ抑えるしかない。広州で地下鉄建設を続ける以上、危険はつきものだ」と話した。同責任者によると広州の地盤は水分が多く軟弱で鍾乳洞も多い。断裂帯も走っている。そのため、地盤沈下などの地質災害が起こりやすい。海外の専門家からは数十年前から広州は地下鉄建設に適さないと指摘されていたという。

だが現在、市内には116kmの地下鉄が開通しているが、この10年で地盤沈下などの被害は10数件が報告されたのみとなっている。同責任者は「地盤沈下を全て地下鉄建設のせいにするべきではない」と主張。地下鉄工事の際は地盤に影響を与えないよう最善を尽くしていると強調した。(翻訳・編集/NN)

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