2009年5月14日、シンガポール紙「聯合早報」は、世界的な金融危機により「中国の時代」の到来が加速されると報じた。

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2009年第1四半期（1−3月）、中国における自動車販売台数は264万台で前年同期比6％増となり、米国を抜いて世界最大の自動車市場となった。09年は年間販売台数が1000万台を超えると予測されている。

また、今年3月期の中国銀行業の資産市価総額が5253億ドルなのに対し、米国は3521億ドルとなっている。07年1月の時点では中国は6674億ドル、米国は1兆5605億ドルで、金融危機による影響が大きく反映されている。

さらにGDPでは、中国は第1四半期が昨年と比べて6．1％増となったが、米国は6．1％減。日本は戦後最悪のマイナス成長となる見込みで、現在のペースでいけば中国のGDP総額は3年以内に日本を超え、2020年には米国をも上回ると予測されている。

世界的規模で経済が低迷する一方、中国と新興勢力は経済成長を続けており、金融危機により世界の経済構造に大きな変化が生じると見られている。（翻訳・編集/岡田）