<対中関係>敵視よりも協調を―豪州メディア

Record China    2009年5月14日(木) 8時13分

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11日、ダウナー元豪外相による「中国はパートナーたり得る」との記事が、豪州メディアに掲載された。資料写真。

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2009年5月12日、豪・The Advertiser紙が11日付で、アレクサンダー・ダウナー元外相による「中国はパートナーたり得る」とのコラムを掲載したと伝えられた。ヨーロッパにはEUが形成されたが、「アジア太平洋地域にEUのような枠組みが作られることは今後50年はない」とし、アジア地域は各国の権力とそのバランスによって動いていくと論じた。環球時報の報道。

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現在のアジアは19世紀末のヨーロッパによく似ていると記事は指摘する。中国という新たな大国が出現し、一部の国には中国の台頭を制止しようとする動きが出ているが、それは間違いだという。また、19世紀末にドイツがヨーロッパを手中にすることが出来なかったように、中国もまたアジアを我がものにすることは不可能であり、アジア各国は中国の台頭を容認するとともに、中国に対し理解と熟慮を求め、お互いに協調関係を結ぶことが必要だと主張している。

中国を脅威と見なす論争も起きているが、我々にはこれまで以上に冷静な判断が要求されている、とダウナー元外相は語る。中国はアジア地域の牽引者たりうるが、アジア全域の経済的繁栄の源でもあるとして、中国を敵視する軽率な行動はとるべきではないとまとめている。(翻訳・編集/岡田)

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