失業した出稼ぎ労働者を襲う「心の病」、目立つ若年化―広東省

Record China    2009年5月13日(水) 21時1分

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12日、世界不況の影響により今年初めから中国の農村で精神科系患者が急増している。その多くは働き盛りの20代から40代。失業した焦りから「心の病」を引き起こす例が多発している。写真は南京の建設現場で働く出稼ぎ労働者。

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2009年5月12日、世界不況の影響により今年初めから中国の農村で精神科系患者が急増している。その多くは働き盛りの20代から40代。失業した焦りから「心の病」を引き起こす例が多発している。中国新聞網が伝えた。

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広東省陽春市にある民福精神病院。院長の許氏によれば、今年に入ってから入院患者が倍増した。その7割以上は世界不況の影響で失業した農村からの出稼ぎ労働者。患者の層も例年より若年化、高学歴化しているのが目立つ。失業により家庭崩壊や失恋、子供の学業断念などの問題に至り、それが精神疾患を引き起こす要因になっているという。

同市が実施した調査によれば、市内には精神病患者と認定された人が4000人以上いる。だが、医療機関で治療を受けている人はそのわずか10分の1。経済的な理由で病院に行くことすら出来ない人も多いという。許院長は「政府や関連部門の早急な対策を望む。1人でも多くの患者に治療の機会を与えたい」と話している。(翻訳・編集/NN)

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