映画「南京!南京!」の陸監督に「殺害脅迫」―英メディア

Record China    2009年5月12日(火) 11時48分

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9日、南京大虐殺を題材とした映画「南京!南京!」を撮った陸川監督が、殺害脅迫を受けていることが分かった。写真は映画のスチール写真。

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2009年5月9日、南京大虐殺を題材とした映画「南京!南京!」を撮った陸川(ルー・チュアン)監督が、殺害脅迫を受けていることが分かった。英BBC放送の中国語版が伝えた。

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1937年の南京大虐殺を題材にした本作では旧日本軍による蛮行の数々が登場するが、全編を通じて日本兵・角川の心情が丁寧に描かれている。角川は数々の非道を犯しながらも、最後には罪悪感に耐えかねて自殺。その姿は中国人が日本人に対して抱く「鬼畜」のイメージとはかけ離れた1人の生身の人間だ。

公開から10日で興行収入1億2000万元(約17億円)を超える大ヒットを記録した本作だが、中国国内では「これは中国人監督が撮った日本映画だ」という批判も少なくない。中には「これは愛国主義映画ではない。祖国を大いに傷つけた」という声まで。日本人をあまりにも良く描きすぎているというのだ。

こうした中、陸監督は匿名の殺害脅迫を受けていると語った。監督は「脅迫は怖くない」としながらも、外出する際はいつものルートを変更するなど一応注意は払っているという。(翻訳・編集/NN)

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