一部合金など使用の義歯に問題なしと結論―中国当局

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8日、ネットを中心に問題視されたニッケルクロム合金とポーセレン使った義歯修復物の安全性について、、中国当局は、専門家による調査の結果安全性に問題はないと発表。写真はポーセレン治療するアモイ市の歯科医。

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2009年5月9日、京華時報によると、中国ではこのほどネットを中心に、ニッケルクロム合金とポーセレン(セラミック)を使った一部の義歯修復物が安全性に大きくかける、と話題になっていた。この件について、国家食品薬品監督管理局(薬監局)の顔江瑛(イエン・ジアンイン)報道官は、専門家と共同で安全性の評価を行った結果、ニッケルクロム合金もポーセレンも、国際的に通用している口腔修復材料であり、現在までのところ安全性に問題は見られないと発表した。

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顔報道官は、ネット上で話題になった「ニッケルクロム合金とポーセレンを使った口腔修復材料は、腎臓病を引き起こす」という情報について、薬監局と国家衛生部が中心になり、口腔医学、口腔材料学、臨床医学、流行病学など多方面の専門家と検討会を行ったと述べた。同時に「国家薬品不良反応監測センター」が、問題視された義歯修復物を調べデータを作成、国家薬監局が専門家に委託し、米国・日本・ヨーロッパ等での同修復物の使用状況についても調査を行った。その結果ニッケルクロム合金とポーセレンが腎臓病を引き起こすという報告はなかったと述べた。

一部の患者はニッケルクロム合金の使用で、金属アレルギーなどの症状が現れるかもしれないが、一般的には医療機関で検査・処置を受ければ大事に至らないと顔報道官は述べ、衛生部と薬監局では引き続きニッケルクロム合金とポーセレンを使った義歯について監督強化に努めていくと述べた。(翻訳・編集/中原)



   

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