現代の中国青年は怒りの世代か?―中国ブログ

Record China    2009年5月16日(土) 2時16分

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8日、中国人ジャーナリストの石述思氏はブログで「現代の中国青年は怒りの世代か?」と題した文章を掲載し、現代の青年と80年代の青年を比較した。写真は08年5月、「全国哀悼日」に四川大地震の犠牲者を悼む成都市の大学生やボランティアら。

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2009年5月8日、中国人ジャーナリストの石述思(シー・シュウシー)氏はブログで「現代の中国青年は怒りの世代か?」と題した文章を掲載し、現代の青年と80年代の青年を比較した。

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作者はまず、現代の中国青年を「怒りの世代」と定義し、「西側各国はこの怒りの世代が民族主義と結びつくことを心配している。しかし一方で、昔と違って国際基準を有している中国青年が世界をリードすることに多くの人々が期待を寄せている」と評する。

また、「現代の中国青年は様々な試練に直面している」とし、社会・体制変革の中で発生する多くの矛盾や、一人っ子政策のために家庭内で寵愛を受けてきた世代が社会へ出てこれまで味わったことのない挫折を感じたり、大学を卒業しても就職難で就職先がないなど、様々な現実が怒りを育む温床となっていると指摘する。その上で、「ただ幸運なことに、こうした怒りは愛国精神と結びついており、四川大地震や北京五輪でのボランティア活動などにも生かされている」としている。

さらに作者は「こうした怒りの世代は、80年代の改革・開放期にも存在した」とし、「古きを打ち破り、新しい時代を打ち立てるため、ある種の理想主義に満ちた青年たちだった」と評する。五四運動も怒りに満ちた愛国青年たちの行動だったが、その後「デモクラシー」と「科学」という2大思想が広がり、当時の青年たちに「どのような国家を愛するか」という問題を最重要テーマとして認識させるに至ったと解説する。

最後に作者は「現代の青年もまたこのテーマ『どのような国家を愛するか』に直面している」とし、「新しい中国がよき時代となることを期待する」と締めくくっている。(翻訳・編集/HA)

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