値段は一流、サービスは三流!ぼりすぎ観光地に市民は恨み節―中国

Record China    2009年5月10日(日) 11時56分

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7日、韓国紙ヘラルド・ビジネスは、中国の一部観光地はチケット価格は一流だがサービスは三流であると伝えた。一般の中国市民にとっては決して安くないチケット代だけに市民からは恨み節も漏れ聞こえる。写真は北京の故宮博物院。

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2009年5月8日、環球時報によると、韓国紙ヘラルド・ビジネスは7日、中国の一部観光地はチケット価格は一流だがサービスは三流であると伝えた。

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「なんでこんなにチケットが高いんだ」とはある韓国人観光客が洩らした言葉。故宮や万里の長城(八達嶺)のチケット価格は60元(約870円)。付近のオプション施設をめぐろうとすれば100〜200元(約1450〜2900円)は必要だ。北京市以外でもちょっとした観光地ならば40〜60元(約580〜870円)のチケット代はあたりまえ。一般の中国市民にとっては決して安くない金額で、市民からは恨み節も漏れ聞こえる。

故宮などの観光地は前近代において一般市民が入れない場所だった。しかし現在になってもその状況にはまったく変化がないようだ。北京市で働く出稼ぎ労働者らにとってはこうした観光地は高値の花、普通の公園やチケット代が安い香山などで満足するしかないという。

しかも高いチケット代を払っても、そのサービスは決して褒められたものではない。ちょっと休憩しようにもベンチの一つもなく、トイレは汚らしく使うことがためらわれるほど。一方で「ゴミのポイ捨て禁止」「草地、立ち入り禁止」といった警告表示だけは山のようにある。「旅行客のためのサービス」といった基本的なことはすっかり忘れ去られているようだ。

ヘラルド・ビジネスの記者は故宮でチケット販売員に「一般市民にとってチケット代が高すぎませんか?」と質問した。販売員は面倒くさそうに手を振りながらこういった。「見たくないなら見なければいいだろ」、と。(翻訳・編集/KT)

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