<四川大地震>「おから工程」の責任追及は困難=倒壊建築の半数は基準制定前に―中国

Record China    2009年5月7日(木) 17時50分

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09年5月、四川大地震では「おから工程」と呼ばれる手抜き工事が問題視されているが、四川省司法庁の劉作明庁長は、建設者の責任を問うことは難しいとの判断を示した。写真は四川大地震で倒壊した建物。

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2009年5月、今月12日は四川大地震の1周年。同地震では多くの学校が倒壊したが、「おから工程」と呼ばれる手抜き工事であった可能性が指摘されている。しかし四川省司法庁の劉作明(リウ・ズオミン)庁長は、建設者の責任を問うことは難しいとの判断を示した。6日、瞭望東方週刊が伝えた。

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「公共建築の手抜き工事問題について、市民の感情はいまだ収まっていない」と劉庁長自身が認めている。しかし建設者の責任を追及できるかについて、現地政府は十分な検討を行ってきたが、民事訴訟での賠償を求めることができないというのが共通認識になっているという。

それというのも第一に倒壊の最大の理由は強烈な地震であり、人為的要素はきわめて小さいこと。さらに中国では建築物の耐震性能基準が定められたのが1988年のことで、ある報道によると倒壊した建築物の半数近くが基準制定以前に建設されたものであるため、建設者の責任を追及することができないという。(翻訳・編集/KT)

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