<映画「南京!南京!」>撮影中に日本人役者を無視、中国人俳優が心境語る

Record China    2009年5月4日(月) 21時10分

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2日、旧日本軍による南京攻略戦を題材にした中国映画「南京!南京!」で国民党の軍人・陸剣雄を演じた俳優のリウ・イエが、撮影当時の心境を語った。写真は劇中でのリウ。

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2009年5月2日、旧日本軍による南京攻略戦を題材にした中国映画「南京!南京!」で国民党の軍人・陸剣雄を演じた俳優のリウ・イエ(劉[火華])が、撮影当時の心境を語った。楚天都市報が伝えた。

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撮影は10か月にも及んだ。「その間は日本人俳優と口を利く気にもなれなかった」と語るリウ。現場に入ると日本の軍服を着て軍刀を持った日本人俳優がぞろりと並んでいる。感情の高ぶりが抑えられず、「これは現実ではない、撮影だと何度も自分に言い聞かせた」。酒の席では1度、「お前たちがやったことは間違っている!」と酔った勢いで日本人俳優に絡んだこともあった。「彼らの気持ちも理解できる。中国人と一緒に歴史問題に向き合った勇気はすごい。でも撮影中はやはり気持ちが抑えられなかった」と苦しい胸の内を明かした。

脚本は撮影中に大幅に書き換えられた。リウの役は当初、ヒロインのガオ・ユエンユエン(高圓圓)とのロマンスがあったが、「極限状態の中、愛だの恋だの考えている余裕があっただろうか」と監督に提案。結局、そうした部分は全てカットされた。今回の撮影は精神的にかなりの負担がかかったというリウ。完成後の作品は「まだ全編を通して見る気持ちになれない」と語った。(翻訳・編集/NN)

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