日本代表の主権発言、台湾当局が厳重抗議―中国紙

Record China    2009年5月3日(日) 19時15分

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5月1日、日本の交流協会台北事務所の齋藤正樹代表が台湾の大学で講演中「台湾の主権は未定」と発言、台湾外交部はこれに対して厳重抗議したと報じられた。写真は台湾の総統府。

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2009年5月1日、中国新聞網は、日本の対台湾窓口機関である日本交流協会台北事務所の齋藤正樹代表が嘉義県の中正大学で講演中「台湾地位未定論」に言及した際、「台湾の主権は未定」と発言、台湾外交部がこれに対して厳重抗議したと報じた。

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同記事によると、齋藤代表が講演中、「サンフランシスコ講和条約と中日条約(日華平和条約)に基づき、日本が台湾の主権を放棄後、台湾の地位は未定」という主旨の発言があり、同代表はこれが日本政府の立場であると発言したとされる。講演に出席していた台湾国家安全会議諮問委員の楊永明(ヤン・ヨンミン)氏がその場で「齋藤代表の発言は事実に基づかず、台湾は到底これを受け入れられない」と強く抗議したという。

同外交部の夏立言(シア・リーイエン)政務次長(外務次官)は同日午後、同代表を呼び出し、発言についての説明を求めるとともに厳重抗議を表明した際、同代表は「純然たる個人の見解」と弁明、しかし対台湾窓口機関の代表としての立場から適切さに欠けたことを認め、発言を撤回したという。(翻訳・編集/津野尾)

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