世界最高所の橋建築にロケット技術を導入―湖北省恩施トゥチャ族ミャオ族自治州

Record China    2006年10月10日(火) 14時22分

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ロケットにロープをつけて発射し橋建築に役立てるという、世界初の試みが行われた。

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2006年10月9日、1機の小型ロケットが湖北省(こほくしょう)恩施(おんし)トゥチャ族ミャオ族自治州の巴東(バトン)県にある四渡河(シトウヘ)西岸から発射された。ロケットは取り付けられたロープを引っ張りながら瞬時のうちに幅1kmの谷を飛び越え、正確に東岸の指定場所に着地した。2発目も同じくロープを引っ張りながら、うまく谷向こうの指定場所に降りた。今回四渡河大橋の建設にあたり、世界初のロケット技術を導入してロープを張ることに成功した。四渡河大橋は巴東県の野山関鎮に位置し、滬蓉西(フロンシ)高速道路の一部分となる。完成すれば全長900m、谷底からの高さが650mとなり、フランスにある世界で最も高い「ミヨー橋」より307mも高く、世界一となる。この橋をかける谷は非常に深く、また風の通り道でもあることから、ヘリコプターを用いるなどの従来の方法を採ることができず、ロケット技術を導入することになった。滬蓉西高速道路は上海-成都を結ぶ、全長約2200kmの高速道路。これまですでに1730kmが完成している。

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