川底に沈む古い町に最後のお別れ―重慶市

Record China    2006年10月10日(火) 13時47分

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水力発電所の建設で、間もなく川底に沈むコン灘を、観光客がひっきりなしに訪れている。

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2006年10月7日、国慶節(建国記念日)の大型連休期間中、各地から訪れた観光客が船で鳥江(ウジャン)下流にあるコン灘を訪れ、間もなく消えゆく町で最後のお別れ見学をしている。

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コン灘は重慶(じゅうけい)市酉陽(ゆうよう)トゥチャ族ミャオ族自治県西部、鳥江の岸辺の絶壁上に位置する素朴な町で、非常に長い歴史を持つ。街中には2キロメートルに及ぶつるつるした石畳の坂道が延び、高床式家屋が山に寄り添うように並んで建ち、トゥチャ族の建築芸術博物館と称えられ、幾度も映画のロケ地となってきた。

コン灘は1700年以上の歴史を持ち、三国時代には酉陽地域の中心として繁栄した。しかし鳥江下流にある彭水水力発電所の建設工事が始まると、この古い町は永遠に川の底に沈むこととなる。

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