2009年4月21日、中国国土資源部の直属部門がこのほど発表した08年全国主要都市の地価状況報告によると、中国の08年の平均住宅価格は前年比1．42％上昇の1平方メートル当たり3919元と、4000元の大台に迫った。同年の都市部の平均可処分所得は1万5781元。1年間飲まず食わずの状態でやっと4平方メートルの家が買える計算だ。21日付で第一財経日報が伝えた。

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01年の住宅価格が1平方メートル当たり2170元だったことを考えると、7年間で80％以上値上がりしたことになる。とりわけ04年以降に上昇ピッチが加速し、不動産投資に過熱感がみられた07年には前年比14．76％上昇の1平方メートル当たり3864元に達した。

ただ08年は上昇率が1．42％と急減速しており、価格に天井感も見られる。中国の08年12月末現在の未入居面積は1億6000万平方メートルだった。1平方メートル当たり4000元で計算すると、約6000億元超の在庫が開発業者の肩にのしかかっていることになる。（翻訳・編集/HI）