<上海モーターショー>米ビッグ3と中国メーカーが真っ向勝負!―海外メディア

Record China    2009年4月22日(水) 14時35分

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20日、開催中の上海モーターショー。今回は米自動車大手3社「ビックスリー」と中国自動車メーカーとの、巨大な中国自動車市場をめぐった大決戦の場となりそうだ。写真は上海モーターショー。

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2009年4月20日、上海モーターショーが開幕し、目下世界最大の自動車市場を誇る中国で、ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーター、クライスラーのアメリカ3大自動車メーカー「ビッグスリー」と中国自動車メーカーとの戦いの火蓋は切って落とされた。経営危機からアメリカ政府の救済を受けた満身創痍のフォードやGMだが、中国市場では圧倒的な販売シェアを誇る。20日付けマレーシア紙「新海峡時報」の記事を「環球時報」が伝えた。

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迎え撃つ地元中国の「吉利自動車」や「奇端自動車」も販売シェアでは負けてはいない。両社ともに世界市場で戦うブランド力を付けるため、ここ数年めざましい変化を遂げている。アメリカの市場研究会社であるTNSの北アジア地区自動車研究担当の包亦農(バオ・イーノン)主任はモーターショーの開会式で「今回の経済危機は中国自動車業界にはチャンスだ」と語った。

小排気量の自動車に対し税金を減免するという政府の景気刺激策もあり、3月の中国自動車市場は販売台数が108万台となった。さらに政府によると第1四半期の売り上げは前年同期比6%の増加で、264万台が販売された。また一方で、TNSが1000人に対して調査を行ったところ、45%の潜在的買主が購入を控えており、4分の1が購入費用を減らそうと考えている。

包氏は「こうした要素は中国の自動車メーカーにとって有利だ」と語る。海外のメーカーに比べ中国車は安く、「中国の一般消費者の心理をつけば、中国メーカーは大きな利益をあげるだろう。富裕層をターゲットとする海外メーカーとの差別化を図れば、大衆向け自動車としての位置を確保できるはずだ」という。しかしアメリカメーカーの売り上げは依然好調で、例えばGMは3月の中国市場での月間売上記録を更新しており、5年以内に中国市場で200万台を売る計画を発表する予定となっている。(翻訳・編集/小坂)

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