殴りかかった茶道家も…、日本人が「正統」と認めない中国文化―中国ブログ

Record China    2009年4月18日(土) 12時50分

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15日、中国で生まれた多くの文化が日本に渡り、発祥地であるはずの中国がそれらの文化本来の「精神」を失っている、と中国人ブロガーが指摘した。写真は中国の伝統的な茶道。

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2009年4月15日、中国ブログサイト「新浪博客」が、中国で生まれた多くの文化が日本に渡り、発祥地であるはずの中国がそれらの文化本来の「精神」を失っている現状に対して、警鐘を鳴らす文章を掲載した。

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ブログ著者によると、たとえば尺八は、古代中国に起源をもつが、伝承できずに失ってしまった文化のひとつだという。書道についても、多くの日本人が現代中国の書道を「正統」とは認めず、日本の書道のほうが優れていると思っている、と指摘する。また、かつて中国で開かれた国際茶道文化研究会の席で、日本人の茶道家が、「中国には茶道がない」「中国の茶道は日本に及ばない」という旨の発言をしたとき、怒りをおさえきれなくなった中国の茶道家が、発言者に殴りかかろうとした出来事もあったという。

著者は、日本人の中には、中国の古典「礼記」の中心思想「敬」が根付いている、と言う。だから外来の文化であってもそれを尊び、本来の精神を守ろうとする。そうして、結局はそれが「正統」になっていくのではないか。「文化の故郷とは、人と同じで、安心して根を下ろせる場所のことではないだろうか」と著者は指摘する。

このほど、中国で三国志をもとに製作された映画「赤壁」が公開されたが、観客を喜ばせるために本来の姿がゆがめられているのを感じた著者は、「そのうち日本人は『三国志は日本で学ぶほうがよい』とまで言うようになるだろう、と嘆いている。(翻訳・編集/津野尾)

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