新車販売「世界一」に各国は冷ややか―中国紙

Record China    2009年4月13日(月) 16時31分

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12日、中国の3月単月の新車販売台数は米国を抜き世界一となったが、各国メディアは「薄利多売」「ステータスは米国車にかなわない」など冷ややかな目で見ているようだ。写真は鄭州市の自動車販売店。

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2009年4月12日、中国の3月単月の新車販売台数は米国を抜き世界一となったが、各国メディアは「薄利多売」「ステータスは米国車にかなわない」など冷ややかな目で見ているようだ。法制日報が伝えた。

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まず、英ロイターは、中国の自動車業界が好成績を収めたのは、政府による自動車購入促進のためのテコ入れ策が奏功しただけで、中国全体の景気が回復した訳ではないと指摘。さらに、販売台数が多かったのは利幅が少ない小型車のため「一部企業では薄利多売の状態に陥っている」と決して楽観できない状況を説明した。

米ウォールストリートジャーナルも「3月の乗用車の販売台数は前年同期比10.26%増えたが、商用車の方は同5.29%減だった」とマイナス材料を示す。さらに別の米メディアは、数字の裏に隠された中国自動車業界の実態として「中国ブランド車は1度も米国の安全テストに合格したことがない」「中国車の大半はアフリカなど途上国のみに輸出されている。欧米や日本市場には入り込めない」などを挙げている。

また、米CBSのニュース番組は中国における米国車のステータスの高さを紹介。中国人は自国ブランドより米国車に対する信頼度の方が高いと報じた。中国の自動車事情に詳しい専門家、Bill Russo氏も「中国人にとって海外ブランド車を買うことは社会的地位が高い証」と述べている。(翻訳・編集/NN)

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