<金融危機>農村への影響が深刻に、農民の増収は困難―中国

Record China    2009年4月9日(木) 6時44分

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7日、中国農業部の孫政才(スン・ジョンツァイ)部長はこのほど金融危機下における中国農業に関する報告で、中国が抱える5つの問題を指摘した。写真は重慶の農村。

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2009年4月7日、中国新聞社によると、中国農業部の孫政才(スン・ジョンツァイ)部長はこのほど金融危機下における中国農業に関する報告で、中国が抱える5つの問題を指摘した。

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孫部長は「2008年、中国の農業・農村は国内経済・国際経済・自然環境が抱える問題に直面しながらも持続的な発展がみられ、成果が得られた」とし、こうした農業における成果は金融危機の影響を受ける国民経済の発展に大いに貢献したと語った。

現在、世界的に経済成長が滞る中で、金融危機が農業に及ぼす影響は益々強まることが予想される。その中で孫部長は特に5つの問題に注目する。一つ目に農産品の価格が下落し、一部の農産品市場が萎縮したこと。二つ目に出稼ぎ農民の就業が困難になっていること。三つ目に農産品輸出に障害があること。四つ目に農村部の企業と農産品加工業の発展に支障が出ること。五つ目に農民の収入増が見込み得ないこと、を挙げた。

孫部長は今後の農業発展について、「食糧生産は5年連続で増産しており、農村経済にとっては好機といえるが、決して楽観視はできない。金融危機に全力で対処しなければならず、その中で農業の役目が重要である」と強調した。(翻訳・編集/小坂)

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