戦乱の爪跡残す「生きた教科書」、磐石城を一般公開―重慶市

Record China    2006年10月6日(金) 14時52分

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文革時期に破壊された南宋時代の山塞・磐石城が、連休中に一般公開をスタートした。

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2006年10月5日、重慶(じゅうけい)市雲陽(ユンヤン)県にある「磐石城(ばんじゃくじょう)」が、現在観光客に公開されている。この建築は淳佑2年(1242年)に侵入した蒙古軍に抵抗するため、南宋時代の兵士たちが岩だらけの地形を生かして作った軍事要塞で、1998年に省クラスの文化財に認定された。考証によるとこの「山塞」には、南宋以降の各時代の戦乱の痕跡がすべて残されているという。まさに人類の平和と発展のための「生きた教科書」と言えよう。社会が安定していた清の乾隆帝時代の1789年、磐石城は一度民用となったが、文化大革命時期にほとんど破壊された。2002年末に修復工事が開始されて昔の姿がよみがえり、今年の国慶節大型連休期間中に、初めて一般公開の運びとなった。聞くところによると、今回の連休中には約2000人の観光客を受け入れる見込みだ。

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