<早分かり>仕事と出産の両立は困難?社会進出進むも厳しい女性の立場―中国

Record China    2009年4月2日(木) 12時38分

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2009年3月、四川省成都市の病院が「出産前には許可を取ること」という就業規則を定めていることがインターネットで暴露され話題となっている。こうした違法な就業規則は近年、大きな問題となっている。写真は四川大地震被災地で産まれた最初の赤ちゃん。

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2009年3月、四川省成都市武侯区の第三人民医院が「出産前には病院の許可を取ること」という就業規則を定めていることがインターネットで暴露され、議論が起きている。こうした違法な就業規則は近年、大きな問題となっている。

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社会主義国の中国は女性の社会進出が進んでおり、高級官僚や会社幹部からタクシーやバスの運転手まで、さまざまな仕事で活躍している。中国人のうち、中国は男女が比較的平等な国であると考えている人も多いようだ。しかし実際のところ、女性を取り巻く環境は決して十全なものではない。

最大の問題ともいえるのが出産。第三人民医院の副院長は「他の企業でもやっていること」と開き直ってコメントしているが、実際に08年4月には上海市の学校が女性教師に無許可で妊娠しないよう契約書にサインさせていた問題が発覚している。中国の法律は女性が自由に出産する権利を認め、また「妊娠期・周産期・哺乳期の間は労働契約を解除できない」と定めているが、実情は大きく異なる。産休を与えることを嫌がり、いったん辞職させ、出産後に再び雇用するという例も多いという。

労働契約法の発効など労働者の権利擁護が進められるなか、女性という「弱者」をいかに守るかが大きな課題として残されている。(翻訳・編集/KT)

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