<レスリー・チャン6周忌>芸能界が挙げて追悼、「今も兄さんを思い出す」とトニー・レオン―香港

Record China    2009年4月1日(水) 12時45分

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レスリー・チャンが自ら命を絶つという悲劇的な最期を迎えて6周年を迎えた。レスリーの自殺現場には国内外のファンが詰めかけ、一面が献花に覆われたほか、香港芸能界のそうそうたる名優陣がレスリーをしのんだ。

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2009年4月1日、香港映画界きっての名優レスリー・チャン(張国栄)が、自ら命を絶つという悲劇的な最期を迎えてから6周年を迎えた。03年4月1日にレスリーが身を投げた香港のホテル「マンダリン・オリエンタル香港」前には前日の午後から国内外のファンが詰めかけ、一面が献花に覆われた。

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おりしも3月30日、第33回香港国際映画祭でレスリーの主演映画「東邪西毒:終極版」がプレミア上映を迎えた。これは94年に公開されたウォン・カーウァイ(王家衛)監督作品「楽園の瑕」のリニューアル版で、全面的な編集や画像処理を経て新たな作品として生まれ変わったもの。当時レスリーと共演したトニー・レオン(梁朝偉)、カリーナ・ラウ(劉嘉玲)、ブリジット・リン(林青霞)、チャーリー・ヤン(楊采[女尼])が上映会に出席した。

同作以外にも「ブエノスアイレス」(97年)でレスリーと共演しているトニー・レオンは「毎年この時期になると、必ず“兄さん(レスリーの愛称)”を思い出すんだ」と語り、カリーナ・ラウは「兄さんは愛を欲していた。強くもあったけれど、弱い一面もあった」と繋いだ。

プレミア上映会ではレスリーの親友らによるメッセージビデオも上映された。そのメンツはマギー・チャン(張曼玉)、コン・リー(鞏俐)、アンディ・ラウ(劉徳華)、フェイ・ウォン(王菲)、レオン・ライ(黎明)、ミシェール・リー(李嘉欣)、チェリー・チェン(鐘楚紅)などそうそうたるもので、レスリーの往時の人望が垣間見られた。

レスリーは数々の名作で印象深い演技を残した香港映画界の至宝。初期のヒット作には「男たちの挽歌」(86年)、「チャイニーズ・ゴースト・ストリー」(87年)など。後年は演技の幅を広げ、ウォン・カーウァイ監督作品「欲望の翼」(90年)「ブエノスアイレス」(97年)などで熱演、ことにカンヌ映画祭グランプリ受賞作品「さらば、わが愛/覇王別姫」(93年)で演じた京劇の女形は歴史に残る名演といえよう。(翻訳・編集/愛玉)

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