<分析>世界の中心は米中「G2」、「表裏一体」の関係に―欧州メディア

Record China    2009年4月1日(水) 8時16分

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29日、スイスのドイツ語紙は、米国と中国による「G2」が世界に最も影響を与える存在だと論じた。写真はG20に参加する首脳の巨大肖像画が展示された北京の芸術センター。

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2009年3月29日、スイスのドイツ語紙・ノイエ・チューリッヒャー・ツァイトゥングは、米国と中国による「G2」が世界に最も影響を与える存在だと論じた。ドイツの国際放送局・ドイチェ・ヴェレが伝えた。

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オバマ米大統領は主要20か国会議(G20)金融サミット(首脳会合)に合わせ、ロンドンで胡錦濤(フー・ジンタオ)中国国家主席と会談する。記事はこれを「G2」会議と称し、G20より重要だと論じた。米国は消費国であり債務国でもあるが、一方の中国は生産国であり債権国でもあるという「表裏一体」の関係。2月に訪中したクリントン米国務長官も米中関係を「新たな運命共同体」と称している。

突然世界を襲った金融危機により、米国経済は衰退。中国はその存在が国際社会で大きくなるにつれ、発言権を強めている。中国の政府系ファンド、中国投資有限公司(CIC)の高西慶(ガオ・シーチン)社長は米国に対し、「なにも額(ぬか)づけとは言ってない。金を借りている相手にそれなりの態度をとれば良いだけだ」と冗談半分に述べている。

国際社会では、「世界の中心は中国に移りつつある」との見方も多く出ているが、記事は「中国が米国を追い抜くのはまだ遠い先」と分析。中国は、米国が中国に対してそうであるように、引き続きこの競争相手に頼るしかないと指摘した。(翻訳・編集/NN)

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