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25日、米メディアが、普遍的な規範としての欧米の価値基準が揺らぎ、中国の影響力が増大している今、中国は古来の文明と価値観にもとづく真の繁栄を築く好機を迎えていると伝えた。写真は上海の高層ビルと労働者。
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2009年3月27日、環球時報によると、米メディア「イェール・グローバル・オンライン(Yale Global Online)」が25日、「中国、再び台頭」と題したコラムで、普遍的な規範としての欧米の価値基準が揺らぎ、中国の影響力が増大している今、中国は古来の文明と価値観にもとづく真の繁栄を築く好機を迎えていると伝えた。
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中国外交史の専門家によると、中国は過去に3度(紀元前3世紀の秦の始皇帝の時代、唐代の7〜8世紀、清朝時代の14〜18世紀)台頭したが、いずれもユーラシア大陸における陸路交易が原動力だったという。今回の4度目の台頭は、かつて経験したことのない経済のグローバル化の中で起こっている。
20世紀以降、幾度かの戦争における挫折も手伝い、中国は生存のために「世界基準」の国家概念を受け入れ、工業化という発展するための最も普遍的な方法を採用したと専門家は指摘する。だが個人における自由、民主化、法による人権の保障など、中国が受け入れるべき「世界基準」がまだある、と世界は満足しない。
文明大国を誇り、「欧米の要求は果たして本当に合理的なのか」という疑問を捨てなかった中国にとって、今が好機だと同コラムは指摘。欧米主導の経済秩序と治安秩序の崩壊が、中国がかつて脇に置かざるを得なかった固有文明の遺産を土台とした繁栄国家への挑戦に道を開いた。しかし、「国家の調和と安定がその前提だ」。(翻訳・編集/津野尾)
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