中国は新たな米国?世界経済の中心は米から中へ―米メディア

Record China    2009年3月29日(日) 6時5分

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27日、米外交専門誌は「中国は新たな米国か?」と題した記事で、「今世紀は世界最大の対米債権国である中国が、米国に代わって覇権を握る番かも知れない」と論じた。写真はウォール街。

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2009年3月27日、中国人民日報系「環球時報」のウェブサイト「環球網」は、米外交専門誌「フォーリンポリシー」3月号が「中国は新たな米国か?」と題した記事で、「今世紀は世界最大の対米債権国である中国が、米国に代わって覇権を握る番かも知れない」と論じたと報じた。

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記事は、20世紀初頭に、世界経済の中心がそれまでの英国から世界最大の債権国だった米国へと移ったように、米国債を大量に所有する中国は「今世紀の米国かも知れない」と論じた。世界不況の中、国際社会での発言権を増す中国は「かつての米国と同じ道を歩んでいる」という。当時の米国も「国際機関はみな英国支配の道具」だと警戒し「接触を嫌がった」が、今の中国も同様に米国が主導する国際機関での自らの地位に疑問を感じている、と記事は指摘した。

中国人民銀行(中央銀行)の周小川(ジョウ・シャオチュアン)総裁は、基軸通貨ドルに代わる国際準備通貨の創設を求めている。国際社会の中国に対する期待も大きい。しかし、記事は「世界は米国モデルから中国モデルへの転換が求められている」と認めたものの、「それは決して容易なことではない」と締めくくっている。(翻訳・編集/NN)

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