<国際報道写真賞>「わが子抱いて…」四川の震災写真が最優秀に―上海市

Record China    2009年3月26日(木) 22時56分

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25日、上海市で報道写真のコンテスト「第5回国際新聞撮影比賽」の受賞結果が発表された。最優秀報道写真は、中国人カメラマン・鄒森さんが四川省の震災被災地で撮影した「母愛・地震」に決定した。写真は受賞作品。

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2009年3月25日、上海市で報道写真のコンテスト「第5回国際新聞撮影比賽」の受賞結果が発表された。最優秀報道写真は、中国人カメラマン・鄒森(ゾウ・セン)さんの「母愛・地震」に決定した。新華社の報道。

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「母愛・地震」は、08年8月30日に四川省攀枝花市郊外で発生した四川南部地震の被災地で撮影された作品。小さな娘を守るため、懐にかたく抱きしめたまま亡くなった母親の姿を撮影したもので、国内で大きな感動を呼んだ。

母子は震災発生当日、倒壊した自宅の下敷きになっているところを帰宅した夫によって発見された。全壊した家屋で瓦礫をかき分けながらの救出作業が行われたが、作業開始8時間後に発見された母子はすでに亡くなっていた。母親は何かを抱きしめるような格好で果てており、その遺体を掘り出すと、懐には9歳の娘が固く抱きしめられていた。さらに、母親の手には箸が握られていたことから、震災発生時に食事中だった母親が、手にしていた箸を置く間もなく傍らにいた娘をかばったと思われる。(翻訳・編集/愛玉)

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