<続報>和服母娘への罵倒は狭量な民族主義=米国と並ぶ大国として寛容な心を―米華字紙コラム

Record China    2009年3月26日(木) 10時52分

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2009年3月24日、米華字紙・僑報は、武漢大学で起きた「和服事件」に関するコラムを掲載した。屈辱と苦痛の歴史は忘れてはならないが、無意味に耽溺してはならないと戒めている。

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2009年3月24日、米華字紙・僑報は、武漢大学で起きた「和服事件」に関するコラムを掲載した。屈辱と苦痛の歴史は忘れてはならないが、無意味に耽溺してはならないと戒めている。25日、中国新聞社が伝えた。

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21日、湖北省武漢市にある武漢大学で、日本の着物を着て桜見物を楽しんでいた地元の母娘が同大の学生ら見物客から罵詈雑言を浴びせられるという事件が起き、問題となっている。僑報によると、日本軍に植えられたと伝えられる武漢大学の桜をめぐっては毎年のように愛国主義に絡んだ問題が起きているという。

僑報のコラムは和服を着て写真を撮ることは違法でもなければ、国家をおとしめるものでもないと述べ、「歴史問題を口実とした罵倒は見せかけの愛国主義であり、実際は内心のおびえと弱さを示すものにほかならない」と指摘。さらに民族は屈辱と苦痛の歴史を忘れてはならないが、「無意味に歴史に耽溺してはならない」と戒めている。

また数十年前の貧しく弱かった時代とは異なり、今や中国は「G2」、つまり米国と並ぶ大国として認識されているとし、「狭量な民族主義ではなく、寛容と包容力を持った大国としての態度で臨むべきだ」と提言した。(翻訳・編集/KT)

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