2009年3月24日付の香港・経済通によると、台湾ブランドの「台湾ビール」が中国で商標権を取得した。台湾の酒類が中国で商標権を獲得するのは今回が初めてとなる。5月6日から正式に中国での販売を始める予定だ。

「台湾ビール」の生産元である台湾煙酒股〓（にんべんに分）有限公司の徐安旋総経理によると、当面は台湾と嗜好が近い福建・広東の両省を中心に販売し、その後は華南・華中・華北など全国を対象に販売先を広げる計画。缶ビールでの販売が主体となり、ラベルなど外観も従来のままとするが、繁体字記載は簡体字に改める。将来的にはOEM（相手先ブランド生産）や中国資本との合弁工場の建設などによって、現地での生産を視野に入れる。また中国の嗜好に合うビールの開発も進める。（翻訳・編集/KS）