北京原人、生きていたのは定説より30万年遅くからか―中国

Record China    2009年3月23日(月) 18時5分

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22日、北京原人が存在していたのはこれまでの定説より約30万年遅くからであることが、南京師範大学の沈冠軍教授率いる米中合同研究チームによる研究で分かった。写真は03年9月、北京周口店の北京人遺跡博物館で初公開された北京原人の頭部の化石。

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2009年3月22日、北京原人が存在していたのはこれまでの定説より約30万年遅くからであることが、南京師範大学の沈冠軍(シェン・グワンジュン)教授率いる米中合同研究チームによる研究で分かった。中国紙・新京報が伝えた。

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研究結果は英科学誌・ネイチャーに掲載された。200万年前にアフリカで誕生した原人が、中国に到達したのは約100万年前だったというもの。これまでの研究では、原人はアフリカから約130万年前に北京・周口店付近および中国南部に到達したとされていた。

北京原人は北京・周口店でスウェーデンの地質学者が人類のものと思われる歯を発見した後、1929年に中国の考古学者により頭蓋骨が発見された。直立二足歩行をし、石器や火を利用していたとされている。現生人類(アジア人)の祖先とする考えがあったが、現在ではミトコンドリアDNAの研究からそれを否定する説が一般的である。(翻訳・編集/NN)

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