<おくりびと>映画で注目の納棺師、中国でも就職希望者が殺到―上海市

Record China    2009年3月22日(日) 16時35分

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21日、上海市葬送業界の就職説明会が開催された。映画「おくりびと」の影響で日本では納棺師という職業への注目が高まっていると伝えられたが、この説明会でも納棺師の職に多くの応募が集まった。写真は同就職説明会。

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2009年3月21日、上海市葬送業界就職説明会が開催された。第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画「おくりびと」の影響で日本では納棺師という仕事への注目が高まっていると伝えられているが、金融危機などによる就職難の影響からか、この就職説明会でも納棺師の職に多くの応募が集まった。東方網が伝えた。

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募集されていた職種はほとんどが直接遺体と向き合うことのないものだったが、死に化粧を施し遺体の最後のお世話をする納棺師にも90人近い応募が集まった。その一人、施さんは「以前、親族が亡くなった際に納棺師の仕事を見ました。それはとても崇高に思えました」と話している。毎日死者と向き合う仕事が怖くはないかと尋ねたところ、施さんは死は誰でも体験するものだから怖くはないときっぱりと答えていた。

採用を担当する曹さんによると、採用するのは基本的に女性だという。それというのも多くの場合、遺族は細やかな気遣いができる女性を希望するためだという。就職説明会という形で新たな納棺師を募集するのは初めてとのことだが、決して誰でもできる仕事ではない。90人近くの履歴書に目を通した曹さんだが、目に止まったのは上海中医薬大学で針灸を学んだ新卒生だった。「遺体に防腐剤を注射することもあり人体に対して一定の理解があるほうがいい。もちろんそれ以外の素質もありますし、貢献するという気持ちが大切です」と納棺師の条件を話している。(翻訳・編集/KT)

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