高校生の殺人容疑者が不審死、公安局の幹部を取り調べ―陝西省丹鳳県

Record China    2009年3月20日(金) 13時58分

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18日、陝西省丹鳳県で2月に発生した女子高校生殺害事件の容疑者・徐梗栄が、公安局で取調べ中に体に異常を来たし死亡した事件に関し、当局は16日、事件の容疑者として丹鳳県公安局の王慶保紀委書記を拘留した。写真は死亡した高校生・徐さんの遺影。

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2009年3月18日、陝西省丹鳳県で2月に発生した女子高校生殺害事件の容疑者・高校生の徐梗栄(シュー・グンロン/19歳)が、公安局で取調べ中に体に異常を来たし死亡した事件に関し、当局は16日、事件の容疑者として丹鳳県公安局の王慶保(ワン・チンバオ)紀委書記を拘留した。中国網が伝えた。

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丹鳳県公安局は3月1日、2月に発生した女子高生殺害事件の容疑者として徐を逮捕。同局の説明によると、8日午前、徐容疑者は取調べ中に顔色が急変し、呼吸が乱れ、よだれを垂らすなどした。同局は徐を至急病院に搬送したが、午前11時、病院で死亡が確認されたとしている。

殺害事件の容疑者の死亡という異常事態の発生に、県政府は事態を重視し、上級部門への報告とともに緊急会議を招集。死亡原因確定のための遺体の検査と結果の公開を決定した。一方、調査を進めていた関連部門は16日夜、丹鳳県公安局の王紀委書記の身柄を確保し、取調べを開始した。

中国では今年2月にも、刑務所に収監されていた囚人が不審死を遂げた事件が発生。警察は当初、刑務所内で目隠しをした鬼ごっこをしている最中に壁にぶつかったことが死因と発表。これを受けて、ネット上では「躱猫猫(目隠し鬼ごっこ)」という流行語が生まれるなど、捜査への不信感が示された。その後警察は再調査を実施し、「囚人の死は刑務所内でのイジメ、暴行が原因」と訂正した。

今回の事件についても、今後の調査によって真相がいかに解明されるかが注目を集めている。(翻訳・編集/HA)

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