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17日、給料の減ったホワイトカラー層が、流行遅れの衣類をリメイクして出費を抑えているため、北京市内の衣類補修店は空前の好景気を迎えている。写真は展示会で昔の裁縫店を再現した杭州の布地メーカー。
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2009年3月17日、金融危機の影響が深刻になりつつある一方、北京市内の衣類補修店は空前の好景気を迎えている。サラリーマンやOLを中心とするホワイトカラー層はできるかぎり出費を抑えようと衣類に関しても買い控えを行っており、流行遅れの衣類はリメイクする人が増えている。衣類補修店は最新の流行を取り入れるべく研究に余念がない。中国新聞社が伝えた。
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市内に勤めるOLの胡(ホー)さんは年末のボーナスが去年と比べ半減し月給も減った。そのため、衣服代を抑えようと2年前に購入したブラウスを補修店に持ち込んだ。出来上がりを見て「こんなによいものになるなんて想像できなかった。たった数十元でこんなに変わるなんて」と大変満足した。
北京市内のビジネス街、国貿周辺に補修店を構えるある店主は「最近は非常に繁盛している。一日に十数件の注文が入る。客の多くはこの界隈で働くホワイトカラーだ」と語る。以前はなかなか若者の客が補修店を訪れることはなかったが、今年は金融危機にともなう買い控えから様子が異なるようだ。リメイクの費用は50元〜2000元(約720〜3万円)とブランド衣類を新たに買うより経済的だ。
こうしたリメイクブームは、金融危機で痛手を負っている高級ブランド衣類店にとって更なる打撃となっている。あるショップの店員によると、「以前は最新モデルを仕入れると一週間も経たずに売り切れた。でも今は仕入れから1か月が経っても問い合わせすらない」という。(翻訳・編集/小坂)
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