2009年3月16日、中国新聞社は新疆ウイグル自治区トルファン地区●善県（●は都の左を善に変えたもの）で推定埋蔵量640億トンの大型炭鉱が発見されたことを報じた。

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沙尓湖炭鉱と名付けられたこの炭鉱では2008年5月より調査が開始されており、現時点で130億トンの埋蔵量が確認されている。炭鉱は面積が広く深度が浅い、石炭層が分厚い、熱量が大きい、有害物質が少ないなどの好条件が整っており、中国最高品質の石炭だとも伝えられている。

沙尓湖炭鉱には25層の石炭層があり、うち13層で採掘可能。厚さは合計で174．69メートルに達するが、下部には一層だけで141メートルに及ぶ分厚い石炭層が確認された。この厚さは中国トップで、世界でも屈指のもの。世界的な大型炭鉱になることが期待される。

●善県が位置する吐哈盆地にはほかにも艾丁湖炭鉱、底湖炭鉱、二塘溝炭鉱炭鉱、柯克亜炭鉱などが存在し、合計の推定埋蔵量は2400億トンに達する。同県は2020年までに石炭採掘量を4億トン、新疆ウイグル自治区全体の40％にすることを目標としている。（翻訳・編集/KT）