放射性物質含む計測器が盗まれ、必死の捜査―湖北省武漢市

2006年9月30日、湖北（こほく）省武漢（ぶかん）市の武漢鋼鉄公司の警備員たちが、会社に出入りする車両の検査を強化し、盗まれた放射線応用計測器の中性子水分計を探している。今月27日、同社の検査用器具1台が盗難に遭ったが、その中にはアメリシウム−ベリリウムと、セシウム137という放射性物質が含まれていた。現在地方の公安当局が、厳重な捜査を行っている。この機械は、製鉄工場の5号溶鉱炉にある石炭粉倉の8階ベランダの、地面から約40ｍの高さの場所に置かれていた。27日の午前10時、武漢鋼鉄公司の従業員が、この機械が盗まれていることに気付いた。専門家の話によると、中性子水分計は密封された状態であれば、人体にほとんど影響を与えないとのこと。

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