「わたしの時間売ります」キテレツ起業の女子大生、実はしっかり者―湖北省武漢市

Record China    2009年3月12日(木) 15時59分

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9日、湖北省武漢市在住の女子大生が、自身のプライベート時間を文字通り「切り売り」するというビジネスを起業し、話題となっている。

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2009年3月9日、湖北省武漢市在住の女子大生が、自身のプライベート時間を文字通り「切り売り」するというビジネスを起業し、話題となっている。チャイナフォトプレスの報道。

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話題の発端は、湖北経済学院のサイト内に設置された掲示板だった。ハンドルネーム「楽天小蟹蟹」と称する人物が、「時間売ります」との告知を出したのだ。告知には「私の時間を売ります。代わりにやってほしいこと、自分ではできないこと、あるいは時間がなくてできないことがあれば、私の時間の許す限り、また、私の望むことである限り、1時間10元(約140円)、1日100元(約1400円)で代行します」との内容が記載されていた。校内のサイトだけでなく、大手ショッピングサイトの淘宝網(タオバオワン)にも出店し、この商売を展開しているという。

この奇妙なビジネスを始めたのは、湖北経済学院職業技術学院で広告デザインを専攻する張麗(ジャン・リー)さんということが後ほどわかった。告知を出してから多くの学生の注目と支持を集めており、現在2件の取引を成立させたという。1件はクラスメートの代わりにコンタクトレンズを見立てに行くこと。もう1件もクラスメートの依頼で、韓国製化粧品を購入することだった。現地に留学中の友人を通して、見事、本場から希望の商品を手に入れた。

張さんによると、1年前にもある女子大生が「余生売ります」として話題となったが、同省でこのビジネスを行うのは張さんが初めてという。ほとんどの取引要請は男子学生からのもので、その内容は食事や映画、おしゃべりにつきあうことだそうだが、デートの類は一切受け付けていない。それに対する張さんの言い分は、「時間は誰にも平等に1日24時間しか与えられていない。だから、わたしは有意義なことしかしない」。病人の看病など、人の助けになることをしたいという。

このようなサイドビジネスを展開する張さんだが、学業では常にクラス5位以内。ほかに化粧品などを扱うネットショップも経営している。張さんはこれらの「お小遣い稼ぎ」を通じて起業のシミュレーションをし、人脈を広げ、コミュニケーション能力を磨くことが目的で、実家に生活費も入れているという。無謀なビジネスを展開しているようにも見えるが、なかなか堅実な面も持っているのだ。(翻訳・編集/愛玉)

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