金融危機でも臆することなし!なぜか強気の中国高級ホテル建設ラッシュ―米紙

Record China    2009年3月12日(木) 8時59分

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11日、世界的な不況が深刻化しているにもかかわらず、中国では超高級ホテルの建設が続いている。写真は7つ星ホテル「北京盤古七星酒店」。

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2009年3月11日、9日付け米紙「シカゴ・トリビューン」によると、世界的な不況が深刻化しているにもかかわらず、中国では超高級ホテルの建設が続いている。環球時報が伝えた。

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昨年末にオープンしたある超高級ホテルは、客室数234室で、1泊1万7750ドル(約175万円)と破格の宿泊料。ホテル内の寿司店では、料理に全て日本から輸入したミネラルウォーターを使用しており、最も安いランチですら265ドル(約2万6000円)もする。客層は主に富裕層で、ホテルのオーナーは「不況でも経営の見通しには自信がある」とし、稼働率も30%以上だと話す。しかし見る限りロビーに人影もなく、聞こえるのは従業員の足音ばかり。

北京オリンピックによる空前のホテル建設ブームで、こうした高級ホテルが多数建てられた。統計によれば2008年に建てられたホテルは126棟、2万9000室にも及ぶ。五輪景気を見込んだホテル建設・開業ラッシュだったが、工期が遅れたケースも多く、ある業界関係者によると、当初ホテル稼働率70〜80%を見込んでいたが、現在多くのホテルの稼働率が10〜30%と試算を大幅に下回る状況となっている。(翻訳・編集/岡田)

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