中国で「徳川家康」が大人気、山岡荘八氏の著書、爆発的な売り上げ記録―英紙報道

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3月7日、中国の企業家の間で日本の徳川家康がブームになっている。苦境に耐えてチャンスをつかみ勝利を手に入れた家康の生きざまが、金融危機を乗り越える秘訣を教えてくれるという。写真は皇居。

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2009年3月7日、日本の江戸時代を築いた将軍、徳川家康を描いた小説「徳川家康」が中国でベストセラーになっている。7日付の英紙「タイムズ」の報道を香港の「中国評論新聞」が紹介した。

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家康ファンの中国人によると、徳川家康は苦境に耐えながら好機を待ち、自分を律して勝利をつかんだ偉大な人物。企業家にとって世界的な金融危機をいかに乗り越えるべきかを教えてくれる最高の師だという。

小説「徳川家康」は、日本の作家、山岡荘八氏が今から50年ほど前に書いた作品。初の中国語訳本が昨年春に出版された。1セット全13巻の高額本にもかかわらず、これまでに200万部を売り上げ、その勢いは現在も継続中。出版元の編集者は「徳川家康」が爆発的に売れている理由について「深刻な金融危機が後押しした」と説明している。

小説「徳川家康」の中国での評価は高く、40社を超える中国メディアから「2008年度最優秀外国書籍」に選ばれた。これほどの人気の原因は、ある評論家をして「家康の忍耐や知恵、軍事的策略や鉄の意志を中国の若者は学んで欲しい」と言わしめるほどの、家康への共感にあるようだ。(翻訳・編集/本郷)



   

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