<動物像競売>これも愛国心?フランスに仕返しできるゲームが大人気―中国

Record China    2009年3月7日(土) 13時4分

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2009年3月6日、信息時報はネット上のあるゲームが人気を集めていると報じた。オークション会社クリスティーズの名前が書かれたサンドバックを叩くだけの単純なものだが、2月25日の公開から3月7日朝までに32万人がクリックしている。写真は問題のウェブサイト。

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2009年3月6日、信息時報はあるウェブサイト上のゲームが人気を集めていると報じた。名前を登録しクリックすると、エッフェル塔につり下げられたオークション会社クリスティーズの名前が書かれたサンドバックを叩く画像が表示されるという単純なものだが、2月25日の公開から3月7日朝までに32万人がクリックしている。

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先日、パリで中国・円明園から流出した十二支像のうち、故イブ・サンローラン氏が所蔵していた2体のオークションが行われた。2800万ユーロ(約34億8000万円)で十二支像は落札されたが、落札した民間団体「海外流出文化財救出基金」の顧問、蔡銘超(ツァイ・ミンチャオ)氏は支払いを拒否している。

このウェブサイトもオークションを批判してのもの。サイトには「2800万発の愛国者のパンチを集めて、文化強盗に痛撃を加えよう」と書かれている。さらに「フランス人のやり口を学び、サンドバッグとエッフェル塔もまとめて、パンチ1発あたり1ユーロ(約124円)、合計2800万ユーロでやつらに売り飛ばそう」と続けており、戦争で略奪された文化遺産を中国に売りつけようとしたやり方を批判している。

復旦大学社会学部の胡守釣(ホー・ショウディアオ)教授は「このサイトはネットユーザーの抗議の一形態に過ぎない。抗議文を書くのとなにも変わらない」と分析した。客観的に見れば十二支像奪回の助けにはならないだろうが、特に問題もないのでとコメントしている。(翻訳・編集/KT)

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