大手開発業者に欠陥住宅相次ぐ、価格下落で手抜き工事―中国

Record China    2009年3月6日(金) 22時31分

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6日、広東省質量監督検験検疫局が08年に実施した新築家屋の品質検査で、碧桂園(カントリーガーデン)、保利房地産集団などの大手を含む複数の開発業者が建設した新築住宅に品質の問題があることが分かった。資料写真。

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2009年3月6日、6日付東方網によると、広東省質量監督検験検疫局が08年に実施した新築家屋の品質検査で、碧桂園(カントリーガーデン)、保利房地産集団などの大手を含む複数の開発業者が建設した新築住宅に品質の問題があることが分かった。

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調査によれば、碧桂園が仏山市に建設したマンション「碧桂園仏山高明」2期では、使用された三極プラグが耐熱性基準に達していないことが判明。同局が改善命令を下した。同社を巡っては広州市に建設したマンションについて、部屋の配置がモデルハウスと異なるとの苦情も出ている。

また保利房地産集団が政府の補助を受けて広州市に建設した安価住宅「保利西子湾」にも、外壁と室内に亀裂が入った、窓枠に防水措置を施していないなどの問題があることが分かった。

このほか、最大手の万科企業も、建設期間を短縮できる新手法で上海に建設したマンションに音漏れや水漏れなどの問題があることを地元メディアが報じている。

不動産価格が下落を辿る中、開発業者がコストを削減しようと品質の悪い材料を使用したり、手抜き工事を行っている実態が浮き彫りとなった格好だ。不動産問題を得意とする杜躍平弁護士によれば、今年に入り住宅トラブルを訴える消費者の数は例年の30%に増えた。(翻訳・編集/HI)

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