<続報><バス頭部切断事件>裁判開始、容疑者は精神疾患を主張―カナダ

Record China    2009年3月5日(木) 23時31分

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5日、08年7月にカナダ西部を走行中の長距離バス内で男性乗客が刺殺され、さらに頭部を切断された事件に関し、カナダ・マニトバ州ウィニペグ市の裁判所で3日、容疑者の李偉光に対する裁判が始まった。資料写真。

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2009年3月5日付の揚子晩報によると、08年7月にカナダ西部を走行中の長距離バス内で男性乗客が刺殺され、さらに頭部を切断された事件に関し、カナダ・マニトバ州ウィニペグ市の裁判所で3日、容疑者の李偉光(リー・ウェイグアン)に対する裁判が始まった。

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法廷での陳述によると、李は08年7月30日、ウィニペグ市に向かう長距離バス内で、22歳の青年を刃物で何度も刺して殺害。その後、頭部などを切断した。李は当時、精神状態が正常ではなく被害者の青年を悪魔の化身と思い込み、神が自分に「悪魔を消し去れ」と呼びかけたため犯行に及んだ。死体を切り刻んだのは、悪魔が超能力を持っており、よみがえることを恐れたためとしている。陳述の終了後、李は裁判官に向かって「犯罪は犯していない」と主張した。

一方、同市の司法鑑定の責任者は「李は統合失調症を患っており、犯行当時は深刻な心神喪失状態にあった。そのため幻覚や妄想に囚われ、自己判断能力を持っていなかった」と証言し、李の弁護士も「犯行は精神疾患が原因」と主張。現行のカナダの法律では、この主張が認められると、李は精神病院で強制的な治療を受けさせられるが、刑務所で服役する必要はないとされている。

逮捕当時、李は繰り返し後悔の念を語るとともに「自分を死刑にしてくれ」と要求していたという。また、親族は「李は犯行前、精神疾患が原因で短期間の治療を受けたことがある」と話している。(翻訳・編集/HA)

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