09年度国防予算14.9%増、「隠し軍事費はない」―中国外交部

Record China    2009年3月4日(水) 16時15分

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4日、中国外交部の李肇星報道官は記者会見で、09年度の国防予算が前年度実績比14.9%増の4806億8600万元(約6兆9000億円)になることを明らかにした。写真は昨年9月、上海で行われた実戦訓練。

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2009年3月4日、中国外交部の李肇星(リー・ジャオシン)報道官は記者会見で、09年度の国防予算が前年度実績比14.9%増の4806億8600万元(約6兆9000億円)になることを明らかにした。国防費の2ケタ増は21年連続。中国政府網が伝えた。

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李報道官によると、09年度の国防予算は財政支出全体の6.3%を占めるに過ぎない。その用途は「国家主権と領土を守るためで、いかなる国にも脅威を与えない」と説明した。増加の理由は、士官や兵士たちの待遇改善、防衛能力を高めるための情報化戦力の向上、適度な装備の増強など。このほか、災害時の救済能力や四川大地震の被災地における復興支援能力の向上、テロなど緊急事態への備えも加えられた。

同報道官はまた、中国の国防費が国内総生産(GDP)に占める割合はわずか1.4%に過ぎず、米国の4%強や英国、フランスの2%強と比べ「かなり低い」と強調。その透明性については07年から国連軍事費支出報告制度に参加していることを挙げ、いわゆる「隠し軍事費」は存在しないと説明した。(翻訳・編集/NN)

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