<続報>鬼ごっこで死亡?疑惑の政府発表をネットユーザーが調査―雲南省

Record China    2009年3月1日(日) 15時10分

拡大

2009年2月、雲南省政府は「鬼ごっご死亡事件」調査グループを設立した。同グループには一般インターネットユーザーも加えられ、公正な調査が実施されるという。写真は20日、事件の調査のため刑務所を訪れたネットユーザーら。

(1 / 10 枚)

2009年2月、雲南省共産党委員会宣伝部、公安庁、政法委員会、省検察院は共同で、刑務所での「鬼ごっご死亡事件」調査グループを設立した。同グループにはインターネットユーザーも加えられ、公正な調査が実施されるという。2月20日、BBC放送中国語サイトが伝えた。

その他の写真

「鬼ごっご死亡事件」が発生したのは2月8日のこと。森林の違法伐採により刑務所に収監されていた雲南省在住の李喬明(リー・チャオミン)さんは頭を負傷して入院、12日に死亡した。警察発表によると、李さんは運動時間中に他の囚人達と鬼ごっごをしていたところ転び、壁と門の角に頭をぶつけ重度の脳挫傷となったという。

しかしこの説明はあまりに無理があるとネット掲示板などで話題となった。ネットには「命を大事に!鬼ごっごをやめよう」などと皮肉った書き込みも現れているほか、各メディアは事件に関する報道を続けている。このたび雲南省政府は真相が隠蔽されていないことを明らかにするために調査団を結成、ネットユーザーからも参加者を募ると発表した。すでに510人の応募があり、調査員が選ばれることとなった。単なるパフォーマンスに過ぎないとの批判もある一方で、一般市民が事件の調査に加わることになった意義を高く評価する意見もある。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携