頭いい〜!?タクシー強盗犯、暴力でなく「怖い話」で現金奪う―広東省広州市

Record China    2009年3月1日(日) 4時43分

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26日、広州市の裁判所で風変わりなタクシー強盗事件の判決が下された。大卒のインテリ強盗犯は、運転手に怖い話をするだけで現金を奪い取ることが出来たという。写真は07年4月に北京で発生したタクシー強盗事件。

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2009年2月27日、信息時報によると、広東省広州市の越秀区法院(裁判所)で26日、なんとも風変わりなタクシー強盗事件の判決が下された。

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「犯罪史上最もインテリなタクシー強盗」と話題になっている劉小清(リウ・シャオチン)被告は、06年から08年10月31日までに7回の犯行で6回成功し、総額1020元(約1万4000円)を奪った。彼の犯行手口は暴力や武器を一切使わず、ただ運転手に怖い話を聞かせるだけだったという。

まず助手席に座り、愛想よく世間話を始める。打ち解けたところで運転手に「○○タクシーの運転手さんが強盗犯人に抵抗して殺された事件知ってる?」と話題を変える。そして「あれは悲惨だったよね。怖い話だ。運転手さん、タクシー強盗にあったら絶対抵抗しちゃあダメだよ。俺の友人でタクシー運転手やってるのがいてね、そいつは犯人におとなしく金を渡した。そうしたら犯人は帰りの交通費を残してくれたとさ」と話して聞かせた。

タクシーが人通りのない場所に通りかかると、突然豹変し「ちょっとそこでクスリ(麻薬の意)買ってくるから、金を出しな」と運転手にすごむ。劉は大柄な体格でいかつい顔つき。彼に脅されると運転手はおとなしく現金を差し出したという。「暴力で金を奪うなんて、レベルの低い人間のやること」と豪語する劉は44歳の大卒者。窃盗罪で4年服役し、労働教養所(矯正施設)の入所経験もある彼に26日、懲役11年の判決が下された。(翻訳・編集/本郷)

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