中国政府が個人の海外での年間現金引き出し額を10万元に制限、資金洗浄対策で―仏メディア

Record China    2018年1月2日(火) 22時20分

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30日、仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナルの中国語版サイトは、マネーロンダリングを防ぐため、中国政府が個人の国外での年間現金引き出し額を10万元(約173万円)に制限したと伝えた。

2017年12月30日、仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)の中国語版サイトは、マネーロンダリングを防ぐため、中国政府が個人の国外での年間現金引き出し額を10万元(約173万円)に制限したと伝えた。

中国の国家外貨管理局は30日「国外での銀行カードを使った多額現金引き出し取り引きに関する通知」を発表。18年1月1日より個人名義の中国国内銀行カード1枚当たりの年間(1月1日から12月31日まで)現金引き出し限度額を10万元とし、限度額を超えて引き出した場合には当年および翌年の現金引き出しを一時凍結するという。

また、1日当たりの限度額については従来の1000米ドル(約11万2700円)から1万元へと調整され、1日に引き出せる金額はやや引き上げられた。さらに、他人への銀行カードの貸し借りによる、国外での現金引き出しルール逃れやそのほう助を禁止している。

同管理局は、国外での現金引き出し制限について「マネーロンダリング、テロリストへの融資、脱税の対策上必要な措置。また、銀行カードを使った現金引き出しに関連する犯罪活動も防ぐ。今回の通知により、個人の外貨購入額年間5万ドル(約564万円)という限度額が変わることはなく、個人の正常な現金引き出しや消費、外貨利用の利便性への影響はない」とコメントしている。(翻訳・編集/川尻

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